11月2日(土曜)19:00〜19:50
・講師
田中 未知子(瀬戸内サーカスファクトリー代表)
・講座内容
2012年秋にことでん仏生山工場で開催した「100年サーカス」公演を皮切りに、
「ここで創るサーカス」をキーワードに活動を開始した瀬戸内サーカスファクトリー。
1970年代にフランスで生まれた現代サーカスとは?
ダンスや演劇、映像などあらゆるジャンルが合体し、
アーティストは重力を無視したかのように上空までを自由自在に動き回る—。
サーカスのもつ強烈な引力が、ほかのアートを、いろんなアーティストを、
そして運営の人間もどんどん巻き込んでいくようすを、ここ香川で実現したい!
文化を大都市集中型から解き放ち、中小のマチだからこそのユニークな作品を作り出し、人のつながりを作り、発信していく—。
地方に生かされ、地方を活かす、それをサーカスでやろうという取り組みについて語ります。
・講師プロフィール
北海道札幌市出身、現代サーカス公演プロデューサー。
2010年の第1回瀬戸内国際芸術祭の仕事で初めて香川を訪れる。香川や四国の地域芸能の世界に惚れ込み、もっとこの地域を知りたい、一緒に生きたいという思いから、2011年、独立して「サーカス堂ふなんびゅる」を高松市内に立ち上げる。
2004年、北海道新聞社事業局時代にフランス現代サーカスの公演に携わり、生まれて初めてじかに触れたサーカスの人々に一目で魅了される。余計なものをもたない、体一本で生きている彼らの生き方に鮮烈なショックを受け、自分も独り立ち、サーカスと生きることを決める。
2007年に新聞社を退職し、日本でまだ知られていない現代サーカスを紹介する概説書を出版すべく渡仏し、2年半かけて「サーカスに逢いたい~アートになったフランスサーカス」(現代企画室刊)を出版。のち芸術祭とかかわるようになり、瀬戸内とのご縁がはじまる。
香川に、日本初の本格的サーカス創作拠点を立ち上げる
「瀬戸内サーカスファクトリー」構想を実現中である。